平成21年12月15日火曜日

第二弾:Day 15 染まるということ


今日はサプライズの忘年会でした。
今日午後にお客様に向かうときに「今日夜開いてますか?実は身内で忘年会をするのですが、一人来れなくなってしまって...」。拾い物貰い物に常に感謝の私は、もちろん「OK」。

場所は、曙橋にある小さな宮崎風お料理屋でした。我々15人で一杯になって、私はがんもどきやイワシの塩焼きや、まず美味しい物ばかり。ビールはグラス一杯にちょっと控えめ(やっぱりこの季節のダイエットは難しいかも)。

さて、以前書いた「朝食を抜かすと元気」の本で推奨している18時間ルールを守っている私は、今日の朝は目覚めがとてもよかったです。そこで起きたときに頭に浮かんでいたのが「染まること」でした。

実は私はこの20年間かなり仕事を変えている人間です。端から見ればジョブホッパーにすら見えます(頻繁に会社を変える人)。履歴書だけで書類選考されてしまうと落ちるのですが、近年はパワルフなリクルーターのお助けで、ちゃんとしたお仕事につけています(大感謝!)。 

そして今私の部署に人を入れるための面接をしているのですが、私の手に履歴書が届く前に人事の選考があります。すると一昨日、あるリクルーターが私に連絡してくれました。彼いわく、彼が推奨した候補が人事の書類選考で落ちてしまったということでした。人事からの理由は、相手がジョブホッパーだからというものです。私のそのリクルーターへの答えは、面接はチームワークなので人事の意向を尊重する、とメールで返事を送りました。

そのメールを送ってから、何か違和感が私の心の中に芽生えました。
もしその候補が私だったら、絶対に落ちているよなぁ。。。

そして追い討ちをかけるように、昨日も似たようなことがもう一つありました。
数日前の話ですが、私の知っている会社で人を探していて、私の知り合いに誰かいい人がいないかと聞かれたので、昔一緒に働いた男性を紹介しました。彼はとてもユーモアがあり、人情深く、且つ心の良いエンジニアで、彼以外私は心当たりがありませんでした。そして昨日、会社から面接の進捗があり「やぁ〜。この人良さそうなんだけど、かなり仕事を変えていてねぇ。。。ちょっと心配なんだけど、大丈夫?」という内容でした。私は、まぁ、面接して見てご自分で判断してください、としか返しようがありませんでした。

やはり違和感がある。。。
ましてや、この会社の人も、かなりのジョブホッパーである。
なにかオカしい。自分が見えていない!

この違和感は、私が序々に染まってきていることが分かってきたからです。

このご時世、嫌な会社にずっといる人の方が、ストレスがたまって健康に良くないと思います。あまりにも無責任で人を乱暴に扱う会社も幾つか体験して、社員は会社の奴隷ではないのだ!という気持ちで一杯です。雇用関係はウィン・ウィンとギブ・アンド・テーク。そしてジョブホッパーと言われる我々にはそれなりの思いがあってのこと。逆に、様々な体験ができて、応用力が着きます。私は仕事を変えてきていることに悔いはありません。

これが本来の私です。
そして明らかにこの違和感は、私自身へのワーニングサインです。
ワーニングサインは「信じていることと、言っていることが違う!」
そして、このようなコンフリクトは自分の自尊心を蝕みます。

今日の朝のニュースで、政治家からのプレッシャーに「折れて」中国の政治家と天皇陛下との面会を特例のスピードで許してしまったと、宮内庁長官が言っていることが出ていました。長官は「天皇の政治的利用をさせない。そしてそれを守ってあげるのは自分の使命。」とおっしゃっていました。でも結局、折れてしまって、許してしまってからじゃ、全然説得性がありません。これもある意味、この方が染まってしまったことだからでしょう。

あまり染まりすぎないうちにワーニングを出してくれた自尊心に感謝!

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もし50日しか生きれないとしたら。。。

もし後50日しか生きれないとしたら、その時間をどう生きますか?
一日一日が最後と思って生きるとしたら、どう毎日が変わるでしょう?
エルドン・テイラー氏が出した答えは「このひとときを大切に」でした。