平成21年12月6日日曜日

第二弾:Day 6 傷は時が癒す


今日は私が教えている週一度4時間会う10週間のコースが終了した。
いや。20週間というのが正しい。
彼らは皆10週間の週一6時間の準備段階を経て、その次の10週間を取ってくれた人たちだ。
そして、この最後の日に、とっておきのプレゼントをしてあげたかった。
だから、今日は「傷は時が癒す」メタファーを使って、何か嫌な気持ちがあったら、それを容易く癒す方法を紹介した。

「Time heals all things (傷は時が癒す)」は、誰でもが信じて疑わないことであるし、確かに自分の経験からしてもうなずける概念である。例えば過去に傷ついた経験を今振り返ってみると、そのときは死にたいくらい辛かったのに、今は何とも思わないことってあるだろう。たまには、そのときの自分を懐かしくも思えてはこないだろうか。身体の傷も心の傷も、傷はやがて塞がり、回復していくのである。人間が人間であるかぎり、我々は死ぬまで生きる生き物なのだ。

ただここで一つ不思議なのが「時間」というミステリアスな概念だ。確かに昨日はあったように思えるし、明日もくるように思える。だが、我々は常に「今」しか存在できない。万国共通のメタファーにこれ以上のものがあるだろうか。ましてや「傷は時が癒す」となると、このメタファーを使わない手はない。

そこで「フューチャーソーシング」というNLP(神経言語プログラミング)のテクニックがある。NLPでは「時間」を「タイムライン」という線のイメージに置き換える。そして、その線をたどって過去に戻ったり、未来に行ったりする。

テクニックはとても簡単。まず最近傷ついて、いまだに痛みを感じている出来事を考える。そしてタイムラインで未来に飛び立ち、その傷ついた出来事が遠い過去のものになり、振り返ってみると、その出来事の痛みは癒され、学びまで感じる場所に飛んで行く。遠い未来から今を振り返ってみると、未来が「今」になり、今の傷が「過去の傷」になる。そして傷は時が癒すので、過去の傷はもう癒され、別物に変わるいうことだ。一旦癒されて変わったものは、未来から今に戻っても、その癒された気持ちは変わらない。とってもすてきなテクニックである。

このテクニックは私のあるメンターから学んだもので、最近色々と復習しているときに再発見したものだ。そして、今日はこのテクニックをコースの皆さんにプレゼントできたことに感謝!

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もし50日しか生きれないとしたら。。。

もし後50日しか生きれないとしたら、その時間をどう生きますか?
一日一日が最後と思って生きるとしたら、どう毎日が変わるでしょう?
エルドン・テイラー氏が出した答えは「このひとときを大切に」でした。